肝付町の内之浦中学校に5月30日、世界的に活躍している韓国のイ・ソンギョン舞踊団(代表:イ・ソンギョン)が来校し、生徒や地域住民の前で長い歴史のなかで脈々と受け継がれる伝統の舞を披露しました。
講堂で行われた舞台発表
今回の舞踊披露は、平成16年の内之浦銀河アリーナ落成記念の地区文化祭に出演したイ・ソンギョンさんが当時のホームステイ先だった内之浦在住の加藤夕さんと交流を続けていて、「10周年の節目に内之浦の人たちに何か恩返しがしたい」と申し出たことから、実現したものです。
会場となった内之浦中学校の講堂には、同中生徒の他にも地域住民や他校の生徒、児童などが集まり、来校したイさんと団員のイ・ハンソルさんを温かく迎えました。
この日は、韓国伝統舞踊の真髄といわれる「スンム」や、琴によく似たかたちの韓国の伝統楽器カヤグムを使った歌唱などを披露し、ゆったりとした動きやメロディからテンポが多様に変化する独特の世界に来場者をいざないました。
スンムを披露するイ・ハンソルさん
華麗な舞で魅了するイ・ソンギョンさん
カヤグムを使った歌唱
また、2人に対して、生徒から合唱のプレゼントもあり、イ・ソンギョンさんは「お互いの言葉はわかりませんが、心は通じたと思います」と話し、生徒の発表をじっと見つめていました。
2人の前で合唱を披露する生徒
同中3年生の上久木田沙紀さんは「ゆったりとした舞やきれいな楽器の音色に引き込まれ、とても良い思い出になりました」と話し、初めて見る韓国舞踊に感動した様子です。
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