鹿児島工業高等専門学校の教授らを講師とした出前講座「小水力発電教室」が8月21日、肝付町の岸良中学校で開催され、同校生徒8名と岸良小学校5、6年生の4名が参加しました。
同小・中学校では、昨年、同地区の船間で建設中だった小水力発電所の見学も行っており、「この講座をきっかけに再生可能エネルギーに興味を持ってもらえれば」と今回の講座が計画されました。
説明を聞く子どもたち
はじめに水力や太陽光といった再生可能エネルギーの種類や小水力発電について講師から説明がありました。
水力発電は明確な区分はないものの、発電量によって大、中、小、ミニ、マイクロ等呼び分けていることや発電量は利用する水の量と高さに比例すること、岸良地区の船間に建設された小水力発電所で使うものはペルトン型水車であることなどの解説に子どもたちは熱心に聞き入っていました。
その後、子どもたちは水車を利用したピコ水力発電機の組み立てに各自取りかかりました。
見本を見ながら水車を組み立てる子どもたち
子どもたちは部品をはめ込む作業に苦労していましたが、およそ1時間かけて全員がつくり上げ、水車にかける水量を変えて発電機に取り付けられたLEDの点灯状態が変わるかどうかそれぞれ確認していました。
先生たちも一緒に組み立てます
水を流して点灯を確認します
中学3年生の林拓海君は「エネルギーについて知ることができました。水車をつくるのが面白かったです」と話し、出前講座を楽しんだ様子でした。
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