肝付町岸良地区にある岸良小学校では長年、ウミガメの卵を保護して校内の孵化場「ウミガメハウス」で飼育し、そこで生まれた子ガメを海に放す活動をしています。
海へ向かって懸命に進む子ガメ
今年は小中学校のPTAが主体となって行っている採卵パトロールで、6月26日に2頭のアカウミガメが産卵した約200個の卵を保護し、128頭の子ガメを9月2日に放流しました。
放流会に集まった子どもと地域住民
夕方5時半から行われた放流会には、同小の子どもたちの他に地域住民も参加し、1人1頭ずつ手渡された体長10センチほどの子ガメを波打ち際で横一列になって「アカウミガメさん元気でね!帰ってきてね!いってらっしゃい!」と全員で声をかけ海に向かって一斉に放しました。
波打ち際で子ガメを放す参加者
すべての子ガメの姿が見えなくなるまで見送っていた同小5年生の甲斐紗也香さんは「いなくなってしまうのは寂しいけど、元気に育ってまた岸良の海に帰ってきてほしいです」と話しました。
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