2014年、大隅から初めて夏の甲子園出場を果たした鹿屋中央高校(以下:中央高校)にはレギュラーとして活躍した肝付町出身の選手が2人います。
港町内之浦地区の神田耕太くんと吐合(はきあい)駿一郎くんです。2人は小学生の頃からの幼なじみで、当時はバッテリーとしてコンビを組み、中央高校ではショートストップとセカンドを担当。二遊間コンビとして活躍しました。
そんな2人に甲子園での思い出や印象に残ったこと、これからの進路などを聞いてみました。
神田くん(右)と吐合くん
―大隅の期待を一身に背負っての甲子園出場。緊張しましたか。
吐合俊一郎くん(以下:吐)「初めて甲子園に立ったときは、観客の多さに圧倒されました。ですがイニングを重ねるごとに自分本来のプレーができるようになり、初ヒットにつながりました」
神田耕太くん(以下:神)「意外と僕は緊張しませんでした。初回から普段通りのプレーができました」
―それはスタンドからの応援が後押ししたからですか。
吐「そうですね。中央高校の吹奏楽部はレベルが高いので、球場全体にとてもよく演奏が響いていました」
神「球場の盛り上がりが凄かったです。大応援団の声援もよく聞こえ力をもらいました」
鹿屋中央高校3年生のメンバー
―出場当初の目標はどこにおいていたのでしょうか。
吐・神「チームとしては、まずは甲子園初勝利。その後は一戦必勝の思いで試合に臨むことでした」
―個人的な目標はなかったのですか。
吐・神「僕たちはショートとセカンドを守っているので、二遊間のダブルプレーを決めることでした。結果的に夢の舞台で2つのダブルプレーが取れました。それがうれしかったです」
甲子園の舞台で二遊間を守る
―今後の進路は決めていますか。
神「次の目標である消防士を目指して頑張っていきます」
吐「僕は野球を続けていきます。ドラフト指名が叶わなくても、社会人野球へ進んでプロを目指します」
―最後にこれまで2人を支えてくれた人たちにメッセージをお願いします。
吐・神「これまで野球を続けてこられたのは両親や周りの方々が支えてきてくれたからだと思います。応援してくださった方々へ感謝の気持ちを忘れずに今後も頑張ります。ありがとうございました」
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