滞在型宿泊施設兼地域住民のコミュニティースペースとして改装進行中の「川上の家」(※)に2014年12月、オランダ在住の一家がやって来ました。
※現在は閉鎖されています。
ヨガ講師にして、ダンスの振り付けや演出を手がけるsato endo(遠藤さと)さん(千葉県出身)と夫のaudio visual artist(視聴覚作家)、バス・ノールデルメールさん、そして息子のキアンくんです。一家の逗留は昨年の夏に続き、2回目となりました。
肝付町に約1週間滞在したsatoさん一家
satoさんはオランダで16年間暮らしています。28歳のときに留学したのがきっかけでそのままオランダでプロダクションを立ち上げ、約10年前にバスさんと結婚しました。バスさんは撮影からシナリオ制作、編集まで手がけており、時々、夫婦で組んで仕事をすることもあるそうです。
バスさんの作品づくりのために滞在した今回、satoさんはヨガ講座を開いたほかイベントに参加するなど、地域の人々と積極的に交流しました。
2度の肝付町滞在を通して受けた町の印象などについてsatoさんに聞きました。
――これまでに受けた町の印象は?
これまで出会った人たちはオープンで、好奇心があって優しいと感じました。
山に囲まれた土地ですが、閉ざされた感じではなく、広がりがあります。
わたしが育った地域は海も山も近くにない新興住宅地だったのですが、そことは人と人の結びつきが違いますね。
子どもたちもみんな違う表情をして、いろいろな子がいて、それが当たり前のように仲良くしていますね。息子のこともごく自然に受け入れています。
イベントで子どもたちと一緒に遊ぶキアンくん
――特に印象に残ったのは?
一本道でくねくねしていて、アップダウンのある道路でしょうか(笑)
川上の滝もいいですね。行きやすいように遊歩道があって、遊べるのがいい。息子はずっと石を投げて遊んでいました。人だけではなく自然が遊び相手になるんですね。
岸良のアコウの大木に触れるsatoさん
――町をアピールするならどの部分でしょうか?
ヨガを3回ほど、町のみなさんに教えた感想なのですが、いろいろなことに対して開かれていて、先入観がなく、新しいことを吸収できるのは人としてとても魅力的です。アピールするのは難しいかもしれませんが(笑)
居酒屋にてミニストレッチ教室開催
また、到着した夜、街灯がなくて、星が綺麗に見えたことは、とても贅沢だと思いましたね。それから、食べ物。野菜も肉も素材がおいしい。毎日豚汁を食べてもいいと思うぐらい。野菜がとてもおいしかったので、実家に送っちゃいました。
地域住民手づくりの地元の野菜がたくさん入った豚汁
オーガニックレストランにも行ったのですが、地元のお客さんもたくさんいました。外からのお客さんだけでなく、地元の人に食べてもらいたいというレストランは、いいですね。
――また滞在したいですか?
家族3人共、肝付町を気に入っています。またぜひ来たいですね。
車がないと動きまわることができないので、JOUさん(肝
付町の地域おこし協力隊)のような人がいると遊びに来やすいです。
付町の地域おこし協力隊)のような人がいると遊びに来やすいです。
地域のイベントに参加
地元との橋渡しをしてくれる人がいるとつながりが広がって、滞在する人が増えるのではないかと思います。
この記事へのコメントはありません。