ロケット桜の愛称で親しまれている肝付町の緋寒桜を東日本大震災で被災した銀河連邦共和国の友好都市である岩手県大船渡市に贈ることになり、4月19日に苗木の掘り起こしと発送作業が内之浦地区の圃場で行われました。
ロケット桜の愛称で親しまれる肝付町の緋寒桜
このロケット桜は震災の日に地元住人が芽吹いたばかりの種苗を見つけ、それを地域おこしグループの内之浦創星会が譲り受けて育てたもので、23本が1メートルほどの高さの苗木に成長しました。
この日作業に参加した創星会のメンバーは、地元の造園業者の手ほどきを受けながら、根を傷つけないようにスコップで掘り出し、根に付いた土がこぼれないようにと一本一本ていねいに麻布を巻いて行きました。
作業に汗を流すメンバー
作業は1時間ほどで終了し、内之浦創星会のメンバーは「この桜が花を付け、現地のみなさんの心の安らぎになればうれしいですね」と、ロケット桜を大船渡市へ送り出しました。
作業参加者全員で記念撮影
また、25日に行われた植栽作業には肝付町の職員も参加して大船渡市内の沿道に植え付けられました。
大船渡市での植栽の様子
この他、大隅半島4市5町復興支援チームから、集めた寄付金で現地購入したソメイヨシノ80本も贈られ、「つながる絆の森」と名付けられました。
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