【きもつき情報局】歌集きっかけに短歌教室立ち上げ(2015年)

肝付町在住の郷土史家、竹之井敏さんが今年5月末に歌集「高山 心の華拾遺」を自費出版しました。
 
高山地区の住民やゆかりのある人々の詠んだ短歌を集めた歌集で、60名以上の300首を超える歌が収められています。詠み手の最高齢は93歳だそうです。
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歌集「高山 心の華拾遺」
歌集の冒頭では、肝付氏が万葉集を編さんした大伴家持の末裔であったことや肝付氏が詠んだ歌が紹介されています。
 
高山では昔から短歌を詠む人が多かったそうで、この歌集をきっかけに、生涯学習講座として初心者向けの短歌教室が今年度から開かれることになりました。
 
歌集をつくるにあたっては、竹之井さんとともに編集をした村中キヨさんが周囲の人々に呼びかけて短歌を集めたのですが、このときに「短歌をつくったことがないので、いろはから教えてほしい」とあちらこちらから声が上がったそうです。
 
村中さんが町に相談したところ、会員が10名以上集まったら生涯学習講座として開くことができるとのことで、募集してみると予想以上の17名が集まりました。
 
6月10日に開かれた初回の講座では、村中さんを通して、竹之井さんからの「歌の心を継承していってほしい」という言葉とともに歌集が受講生へ贈られました。
 
講師は「南船」を発行する東郷良子さん(鹿児島市在住)が中心となって務めます。
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受講生にあいさつする東郷さん
受講生のほとんどは「歌のことは全くわかりません」「短歌を読むのは好きですが、勉強したことはありませんでした」という初心者で、「恥ずかしい」といいながらもそれぞれの詠んだ短歌の解説を聞いたり、添削を受けたりしながら真剣に学んでいました。
 
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短歌について話し合う受講生
 
東郷さんは「みなさん、単につくるだけでなく、自分の生き方を見つけようという意欲が感じられます。日本語の美しさに親しんでもらい、その姿を見て子どもや孫など周囲の人たちにも関心をもってもらえればうれしいです」と語り、短歌を通して人と人のつながりが広がることを望んでいました。
 
講座の終わりには「次回が待ち遠しい」という声も上がり、講座生は大いに学びを楽しんだ様子でした。
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