【きもつき情報局】ナゴシドン 砂浜の神舞で魅了(2015年)

肝付町岸良地区にある平田神社の伝統神事「ナゴシドン」が8月14日、同神社と岸良海岸で執り行われ、巫女舞や薙刀舞などの神舞を奉納し、除災・招福を祈願しました。
 
ナゴシドンは、平田神社の祭神である猿田彦命(サルタヒコノミコト)、大山祇命(オオヤマズミノミコト)、金山彦命(カナヤマヒコノミコト)の神霊を神体の鏡から神面にうつして岸良海岸へと運び、神舞を奉納するものです。神事自体は古くから伝承されているものの、その由来は不詳となっています。
 
毎年、盆休み期間中の14日に行われていて、今年は地区出身者の還暦祝いの宴と重なり、多くの帰省客で賑わいました。
 
三重県から還暦祝いのために帰省し参加した小山田安夫さんは「ナゴシドンに参加するのは45年ぶりになります。懐かしくて嬉しいですね。こんなに良い日はありません。この後の同窓会で飲むお酒が格別においしく感じると思います」と話しました。
 
今回はそんなナゴシドンの様子をフォトレポートで紹介します。
 

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 はじめに平田神社の拝殿で祭神を神面にうつす神事が行われます。
 

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神社での神事を終えた一行が岸良海岸へ移動しました。
 

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宮司が神面を前に祝詞を奏上します。
 

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見学者も玉串を奉奠します。
 

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つづいて神舞を奉納します。まずは巫女舞です。
 

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憤怒の形相をした面を付けて舞う山の神舞です。
 

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 薙刀舞がトリをつとめました。
 

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最後は三面の神面と竹で四方に張ったチガヤのしめ縄くぐりをします。
くぐる回数は3往復半で、無病息災を願いました。
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