今年も肝付町の岸良海岸から大海原へ子ガメが旅立っていきました。
地元の岸良小学校では、毎年、校内の孵化場「ウミガメはうす」で子ガメを孵化させ、放流会を行っています。
放流された子ガメ
今年、放流されたのは211匹のアカウミガメです。岸良小中学校PTAによるウミガメパトロールで6月下旬に保護された約300個の卵から孵りました。
9月1日の夕方に放流会は行われ、海岸には岸良小・中学校の子どもたちや保護者、楠隼中学校1年生、地域住民らが集まりました。
海岸に大勢集まりました
はじめに岸良小の校長先生からあいさつがあり、「これから子ガメはどこに行きますか?」などと子どもたちに質問すると、日頃からウミガメについて講演会などで学んでいる同小の子どもたちは「アメリカ」などと元気よく答えていました。
日本で孵化したアカウミガメはアメリカ西海岸へと向かい、およそ30年後に帰ってきて産卵するといわれています。
説明を聞いた参加者は、子ガメを一匹ずつ手に取って甲羅の模様などを観察した後、波打ち際に並んで「帰ってきてね」などと声を掛けながら一斉に放流しました。
子ガメを観察する子どもたち
子ガメを見送ります
子どもたちは「30年後に帰ってくるのが楽しみ」「元気に育ってほしい」と口々に話していました。
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