肝付町では珍しく海岸部まで積もった雪が残る1月26日、岸良小学校で宇宙大豆を使った豆腐・きな粉づくりが行われました。
宇宙大豆とは、2011年、国際宇宙ステーションに約2週間滞在し帰還した大豆のことで、岸良小では、そのうちの10粒の大豆(品種:フクユタカ)をはじめに、毎年地域の協力を得ながら栽培を続け、昨年は5世代目を収穫しました。
昨年(2015年)7月に行われた種の植え付けの様子
これまでは収穫量が伸び悩んでいましたが、昨年は32kgを収穫することができ、念願かなって加工に着手することができました。
十数年前まで豆腐屋を営んでいた稲森トミ子さんをはじめ、特産品開発グループの岸良おとめ工房のメンバーである中原栄子さん、木村より子さんの協力のもと、子どもたちはそれぞれの作り方について興味津々の様子で説明を聞き、作業に取り組みました。
大豆を選別して煎ったり、大豆をミキサーにかけたものを入れた鍋を火にかけて混ぜたり、子どもたちは楽しそうに作業を進め、煎った大豆を粉にする作業では「いい匂いがする!」などと喜んでいました。
きな粉用の大豆を選別
きな粉用の大豆を煎ります
焦げ付かないように混ぜながら豆乳の入った鍋を火にかけます
出来上がると、早速試食して、「全部おいしかった」「きな粉が一番おいしかった」などと口々に感想を述べ、自分たちで栽培した大豆で手づくりした豆腐ときな粉の出来栄えに満足そうな様子でした。
出来上がった豆腐が切られるのを見守る子どもたち
きな粉をつけて食べるための団子もつくりました
岸良おとめ工房のメンバーがおから入りドーナツも準備
盛り付けも自分たちで
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