南宋の禅僧・蘭渓道隆(=大覚禅師)が開いた道隆寺の開山770年を記念した記念碑の公開が8月1日、肝付町高山本城地区の同寺跡で行われました。
肝付町本城地区の道隆寺跡
道隆寺は蘭渓道隆が鎌倉で建長寺を開山するより前に開いた寺で、禅寺の始まりの地として、注目されている寺跡です。
今回、建立された記念碑は、明治の廃仏毀釈で荒れ果てた道隆寺の整備に尽力してきた福谷平さんが私財を投げ打ってつくったものです。
新たに建立された記念碑
記念碑は、建長寺で大切に保管されている蘭渓道隆の坐像を模した石像を中央に配置し、向かって左には寸法を忠実に再現した墓のレプリカが置かれています。
蘭渓道隆の坐像を模した石像
関係者を招いて行われた公開式で福谷さんは「荒れ地だったこの地を訪れた人々の想いに感銘して長年、整備を続けてきました。その作業もこの開山770年記念碑の建立で一区切りついたと思います」と話しました。
記念碑の説明をする福谷さん(右)
参加者からは「素晴らしいものができました。この記念碑が多くの人を呼びよせることでしょう」と期待の声が上がりました。
鹿児島の歴史を学んでいます。柏尾山道隆寺跡を先日訪ねました。大隅に蘭渓道隆の足跡があることに驚きました。
建長寺以後の足跡は解るのですがそれ以前は不明な部分も多い。 肝属氏歴史との関連も調べています。
肝属の史談会、肝属の歴史会など勉強会などの開催情報があれば是非お知らせください。
こんにちは、コメントありがとうございます。
お返事までに日数をいただいてしまい、失礼いたしました。
このあたりの歴史関係のグループとしては、「大隅史談会」や「高山歴史研究会」があります。
大隅史談会についてはこちらをご参照ください:
ぐるっとおおすみHP「大隅史談会」
集まって勉強会などをするという情報は、残念ながら今のところありません。
情報が入りましたら当HPでお知らせいたします。