【きもつき情報局】少年射手 着々と成長 流鏑馬2016

毎年10月の第三日曜に肝付町の四十九所神社前の馬場で行われる流鏑馬神事。本番を目前に控え、今年の射手、近藤祐生璃君と流鏑馬保存会のメンバーは日々の厳しい練習に励んでいます。
 

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今年の射手の近藤祐生璃君
 
9月27日には、初めて馬上からの的射に挑戦しました。この日を見据えて弓矢の練習を積んできた祐生璃君は、落ち着いた様子で神馬のはやぶさ号とともに駆け出しました。
 
「一走目で感覚をつかみました」と振り返っていたように、二走目、三走目は見事的に命中させました。すべての的を射抜いたわけではありませんが、保存会の川野淳一会長は「一本も当たらないだろうと思っていたのですが、まさかこんなにきれいに当てるとは、少しびっくりしています。想像以上のできでした」と感心していました。
 

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馬上からの的射
 
連日、綱持ちを手伝う地域住民や高山小中、楠隼中高の児童生徒らも「すごくかっこよかった」と、憧れの眼差しで祐生璃君を見つめ拍手を送っていました。
 
練習を終えて川野会長は「うまくいったからといって調子に乗らず、明日からも気を引き締めて取り組んでもらいたい」と求めました。
 

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練習後にニンジンを与えてはやぶさを労わる
 
祐生璃君は「今は練習がとても楽しいです。次の段階へ進むたびにそう感じます」と話し、喜びを分かち合うように父親の雅彦さんと遠慮気味に手のひらを叩き合わせていました。
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