【きもつき情報局】中学生のロボット制作進行中

公益財団法人キリン福祉財団の助成事業を利用して、動くぬいぐるみ製作に取り組んでいる高山中学校のロボコン愛好会。
 
7月に助成金の贈呈式が行われてから、これまで3回の講習会をNPO法人きもつき情報化推進センターで行い、段階をふみながら完成へ向け着々と作業を進めています。
 

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NPOで行われた講座の様子
 
ちなみにこの動くぬいぐるみは電動可動式の市販のぬいぐるみの基盤を、オリジナルにプログラミングしたものに換装しようというもので「高齢者を楽しませて笑顔にしたい」と中学生が発案しました。
 
第一回目の講習会は12月23日に行われ、外部から講師を招いて、プログラミングの基礎を学びました。この日使用した超小型コンピュータ「Arduino(アルドゥイーノ)」は当初ぬいぐるみの基盤に予定していた「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」からの変更機材です。省電力やコントローラーなしの自動実行ができるなど動くぬいぐるみに適した部分が多いため採用されました。
 

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超小型コンピュータ「Arduino」
 
子どもたちはArduinoに習ったばかりのプログラミング言語(C言語)を入力し、LED電球をさまざまなパターンに点滅させる練習を行いました。子どもたちの大半は初めてのプログラミングだったようで「自分の指示通りに点滅させられた時が嬉しい」と話していました。
 
第2回目の講習会は1月7日に行われました。この日は、前回の応用編としてより多くのLED電球をArduinoに接続し、ランダムに点滅させるプログラミングに挑戦。実際にぬいぐるみを動かすために必要な難易度の高いプログラミング言語を使用して講座を進めていきました。
 
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第3回目の講座の様子
 
第3回目は1月28日に行われました。この日は既製品の動くぬいぐるみの解体作業で基盤やモータを取り外しました。ちなみに一部のモータや骨格はそのまま流用し、ぬいぐるみ部分を同校手芸クラブの協力でうさぎや猫に変更するそうです。
 

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ぬいぐるみを解体する子どもたち
 
次回以降は音に反応するセンサーや音声を出力する部品をArduinoに組み込む本格的なプログラミング作業が始まります。
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