早期米の栽培が盛んな肝付町では、8月上旬に各地で稲刈りが行われます。
今回は、町民レポーターの平田英子さんが岸良小中一貫校で行われた稲刈りについてレポートしてくれました。
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肝付町の岸良小中一貫校では、校庭の一角に田んぼを作り、毎年、子どもたちが地域の人々の協力のもと、稲を育てています。
昨年はイノシシ被害で収穫できなかったため、今年は4月の田植えの後、イノシシ避けのフェンスを設置しました。
刈り時を迎えた8月初め、台風が迷走したため天気予報とにらめっこしながら、4日に稲刈りをすることに決定。朝の8時半、子どもたちが集合し稲刈りを開始しました。
毎年、田植えから稲刈りまで子どもたちに教え、見守っている宮薗テルさん(90歳)も元気に参加。冨吉校長をはじめ先生方やPTAのみなさんも一緒に稲刈りし、「昨年は、猪被害で収穫できませんでしたが、今年はこんなにたくさんとれました」と笑顔で話していました。
刈り終わると、台風の影響を考えながら、稲干し場所をどこにするか、意見がまとまるまでの間、休憩に。
田んぼの隣には夏野菜のオクラ、ゴーヤ、きゅうり等が植えてあるのですが、子ども達はそこから食べ頃のきゅうりをもいで、「(もぎたては)初めて食べた。おいしいしい。もっと食べたい」などと話しながら頬張っていました。
稲干しの場所が決まったところで、稲掛けをつくり、稲を掛けて終了。今回初参加した子ども達は「楽しかった」と笑顔を見せていました。
台風接近にもかかわらず稲刈りの間は、みんなのパワーか、雨も降らず、お日様が顔を出していました。
1週間ほどで、新米が食べられるようです。みんなのおにぎりを頬張る顔が目に浮かびます。
8月14日に行われるナゴシドンの奉納舞いにも、この小学生のなかから2名が参加します。
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