「きやんせ肝付町 岸良(きしら)の家」に、1月22日、朗らかな笑い声とにぎやかなおしゃべりがあふれました。
岸良の家は、肝付町の移住促進支援事業の一環として古い民家を改修したコミュニティースペース(※詳しくはこちら)。その場所で、1食300円で誰でも食事をすることができる「きしたんカフェ みんな食堂」が開かれたのです。
今回、提供されたのは、一汁三菜のワンプレートランチ。
岸良の海でとれた魚のフライに、これまた岸良でとれた野菜たっぷりの具だくさんみそ汁とボリューム満点です。
(野菜は地域の方々が提供してくれたものがたくさん使われています。
ブロッコリーはデイサービスきしらの庭で育てられたもの!)
集ったのは地域の高齢者が中心で「食べ切れるだろうか」といいながらも、ほとんどが完食。話がはずみ、箸も進んだ様子で、「毎日でも食べたい」という声も出たほどです。
この日の利用者は40名超。11時の開始前から来場しておしゃべりを楽しんでいた人たちもいたそうで、入れかわりつつ、12時過ぎまでほぼ満席の状態でした。
(ほぼ満席の「店内」)
(かつて岸良の「さざなみ食堂」で調理をしていた、
デイサービスの調理スタッフ[右]がメインの調理担当!)
今回の取り組みは、6年前から毎年1回行われている、地域交流イベント「地域支えあいの集い」において集められた参加者の声がきっかけになりました。
「みんなで食べるとおいしい」
「もっとみんなでおしゃべりしたい」
「来年のことは(高齢だから)どうなるかわからない。もっとこうした機会を増やしてほしい」
岸良は高齢化が進む肝付町のなかでも、さらに高齢化が進んでいる地域で、ひとり暮らしの高齢者もたくさんいるからこその要望でもあります。
こうした声をもとに、みんなで一緒に食べる場をつくろうと「きしたんカフェ実行委員会」が中心になって計画し、「デイサービスきしら」や特産品開発グループ「岸良おとめ工房」、西岸寺の協力を得て「みんな食堂」は実行されました。
(岸良おとめ工房のメンバーはウエイトレスに準備に大活躍)
(デザートにも提供された、岸良おとめ工房の手づくりシフォンケーキも完売。
「辺塚だいだい」と「抹茶」の2種類!)
きしたんカフェ実行委員会は、今回会場となった「岸良の家」を管理しています。事務局の平田英子さんは「せっかく改修したので、もっと定期的に活用することができればと3年ほど前から構想を練ってきました。低価格でできたのは、野菜を提供してくれた地域の皆さんや手伝ってくれた方たちのおかげです」と話します。
今後も、毎月1回(原則火曜日・50食程度)「みんな食堂」を開催していく予定です。
※野菜の提供など募集中です!詳しくは下記問い合わせ先へ。
◯岸良の家の利用案内
イベントや会議などに、どなたでも利用できます。
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・利用料:1日1000円(ガス・電気・水道利用料込)
【問合せ先】きしたんカフェ実行委員会(事務局:デイサービスきしら)=0994(45)6776
◯デイサービスきしらの休憩スペースのご案内
気軽に訪れて利用者と交流してもらえればと、コーヒーを飲むことができる休憩スペースが設置されました。お気軽にお立ち寄りください。
デイサービスきしら
住所:肝付町岸良392-1 ☎0994(45)6776
営業時間:8時30分~17時30分(土曜日除く)
(デイサービスきしらの屋根付き休憩スペース。
水飲み場があるのは、元保育園だったから!)
場所はこちらを参照↓
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