小惑星リュウグウのサンプルリターンに挑んだはやぶさ2のカプセル分離に合わせたパブリックビューイングが5日、肝付町の内之浦銀河アリーナで行われました。
うちのうら銀河分団など多くの子どもたちが集まりました
会場には約50人が集まり、JAXAの関連施設がある銀河連邦と中継をつないで「はやぶさ2がんばれ!」とエールを送りました。
小惑星のサンプルリターンに挑んだはやぶさ2は、イトカワのサンプルを回収したはやぶさの後継機として、2014年12月3日、種子島宇宙センターから打ち上げられ、6年の歳月をかけこの日を迎えました。
プラカードをかかげ応援する子どもたち
会場には相模原キャンパスからのネット配信もスクリーンに映し出され、管制室の様子などを見つめながら、その瞬間を見守りました。
14時30分ごろ、分離の確認がとれると会場は歓喜にわき、集まった宇宙ファンからのねぎらいや称賛の声に包まれました。
最後に現在はやぶさ2追跡中で内之浦宇宙空間観測所にある34メートルアンテナを窓越しに眺めた子どもらは「普段から何気なく見ていたアンテナが実はすごい活躍をしているんだ」と驚いていました。
はやぶさ2追跡中のパラボラアンテナ
固唾をのんでスクリーンを見つめていた内之浦小6年の男の子は「カプセル分離まで長い時間をかけ、これだけ多くの技術者や専門家が関わっていることがすごいなと思いました」と話していました。
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