東日本大震災から10年の節目を迎え、防災意識の啓発と非常食に食べ慣れることを目的とした防災給食が3月11日に肝付町内の小中学校で提供されました。
内之浦小学校では各学校で常備しているカレーとコーンポタージュ、パン、チーズの非常食がトレーに並びました。
一人分のメニュー。
一見、量が少ないように見えますが、必要なカロリーが摂取できるように計算されています。
担任の先生が丁寧に説明。
3年生の教室では食べる前に、東日本大震災のことや食べ方の説明などがあり、
担任が「特にカレーとコーンポタージュは、真空パックの容器のままスプーンで食べます」「封を開ける前に中身を下のほうに集めて、安定するように底のマチを押し広げてください」「封の切り口で手や口を切らないように気をつけて」などの説明をしました。
興味津々で容器を開けます。
カレーにはご飯がすでに入っています。
皆、平たい容器を倒したりこぼしたりすることなく、器用に食べることができました。中には嫌いなものがあり食べにくいという児童もいましたが、「津波の時でもちゃんと食べられるようにがんばりました」と話してくれました。
容器のままうまく食べることができました。
このような非常食を、町内の小中学校では生徒数×4食分常備して、地震や津波、台風による停電や断水時にも活用するそうです。
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