【情報局】伝統をつなぐ令和3年―今年の射手は松元結希くん

肝付町高山地区で約900年続いている高山流鏑馬は、毎年中学2年生の少年が射手に選ばれ、1カ月半ほどの訓練を経て、10月第3日曜日の本番に挑む伝統神事です。

今年の高山流鏑馬の射手が先ごろ、肝付町立国見中学校2年の松元結希(ゆうき・13)くんに決定し、8月7日に高山流鏑馬保存会のメンバーが正式依頼のため肝付町後田の射手宅を訪れました。

結希くんは高校生の兄と2人兄弟で学校では野球部に所属するスポーツ少年。これまで流鏑馬を間近で見たことがないそうで、基礎知識が乏しいなか未知の世界に挑戦することになります。

そんな結希くんは「不安はほとんどありません。なんとかなると思っています」と前向きな姿勢で、父親の竜二さんは「地域柄、周りに流鏑馬経験者がほとんどいないので、私自身も何もわからない未知の世界に飛び込むことになります。それでも全力で息子をサポートしていきます」と話します。

保存会メンバーと射手関係者(前列左から3番目が射手の結希くん)

「本番では全ての的に的中させるつもりで挑みます」結希くんの流鏑馬は9月5日、旧国鉄線跡で行われる初練習からスタートします。

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