昭和53年3月開所以来、内之浦、岸良地区の消防業務を担ってきた大隅肝属地区消防組合内之浦分署がこのほど新庁舎に移転し、4月11日に同庁舎駐車場で落成式が行われました。
新たな内之浦分署は鉄筋コンクリート3階建てで、指揮車、消防車、救急車の計3台で運用されます。
旧庁舎は肝付町役場内之浦支所前にあり、老朽化に加え、平成26年に県が策定した津波、浸水想定で浸水地域に指定されたことを受けて新たな建設に至りました。そのため新庁舎の敷地を海抜9.1メートルにまでかさ上げし、災害などに耐えられるように耐震性、防火性も確保されました。
落成式には大隅肝属地区消防組合が管轄する1市4町の首長が出席し、鹿屋市長の中西茂管理者が「同じ敷地内には地元の北方分団所も併設され、ますます増加する消防ニーズに的確に対応するために、よりいっそうきめ細やかな消防行政を行えるものと期待しているところであります」とあいさつしました。
またこの日は消防訓練も行われ、屋上から地上にロープで移動する降下訓練や3階屋上から2階ひさし部分に転落した要救助者を助ける救出訓練などが披露されました。
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