楠隼中学校・高等学校一貫校の開校式・入学式が4月11日に同校体育館で開かれました
県内外から集まった中学校60名(県内32名、県外28名)、高校37名(県内28名、県外9名)の第一期生を迎えて行われた開校式・入学式には、伊藤祐一郎県知事や永野和行町長、保護者らが出席し、開校を祝いました。
入場する新入生たち
式では、山﨑巧校長が「ひとりひとりが開拓者の気概を持ってこれからの学校生活を送ってほしい」と新入生へ呼びかけました。
東京都出身の廣井誠大さんが中学校代表としてあいさつし、「宇宙飛行士になるのが夢です」と語り、新聞記事で同校について知り不安はあったものの夢を叶えるために進学を志した経緯について紹介し、学校生活への期待を述べました。
中学校代表の廣井さん
高校代表としてあいさつしたのは、地元・肝付町出身の吉松大志さんです。進学に向けて両親や先生、地域の人々から励ましてもらったことを話し、「感謝の気持ちを学ぶことにかえて頑張っていきます」と決意を表しました。(吉松さんは中学2年生のときに町の伝統行事・流鏑馬の射手を務めています。関連記事はこちら)
高校代表の吉松さん
式の後には校歌を作曲した指揮者・下野竜也さんの指揮で、「同世代の等身大の声で聞いてもらいたい」と下野さんから依頼された松陽高校男子生徒の合唱による校歌披露がありました。
下野さんは母親が肝付町出身で子どものころには何度も町を訪れていたことなどのエピソードをまじえながら「校歌には魂というものを感じます。ここで勉強したことを思い返せるような曲にしました」と校歌について紹介しました。
校歌を作曲した下野さん
福岡県から入学式に参列した保護者の下川雄三さんは「新設校だからこそ、この子たちが自分で道を決めて可能性を広げることができると思います」と期待を寄せていました。
また、式の後には、生徒・保護者の昼食会が寮内の食堂で行われ、町和牛振興会、町商工会、町観光協会、町女性会によって準備された豚汁や煮しめなどの昼食が振る舞われ、参加者はおいしそうに味わっていました。
煮しめを配る和牛振興会女性部のメンバー
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