鹿児島では、昔ながらのお菓子であるものの、県外では見かける機会も少ない「けせん団子」。
「きもつき情報局」の記事において、けせん団子を紹介している記事(こちら)は屈指のアクセス率を誇ります。
鹿児島県の「かごしまの食」サイト内で前述の記事を引用・紹介されていることも要因のひとつかもしれませんが、何よりも鹿児島出身者の熱い思いがあるからではないかと推測されます。
なぜなら、時々、「けせん団子を買いたいのだけど」と事務所に問い合わせの電話がかかってくるほどだからです。
先日も、大阪在住の方から問い合わせがありました。
聞けば、いつも灰汁(あく)巻きと一緒に取り寄せているのだけども、どうもそこのけせん団子は口に合わないので、インターネットで探していたらこちらの記事にたどりついた、とのこと。
「おいしいけせん団子にめぐりあいたい!」
「懐かしい味を再び!」
そんな思いで検索している方々が多いのではないでしょうか。
しかし、人の好みはそれぞれ。
自分はおいしいと思っても、人は違うかもしれません。
おすすめするのも、なかなか難しいものです。
そこで、数人がかりで食べ比べて分析してみようと地域おこし協力隊や肝付町観光協会、FMきもつきのスタッフにも声をかけて、「けせん団子祭り(研究会)」を4月20日に開催しました。
みんなで真剣に分析中
今回、対象としたけせん団子分析の条件としては、下記の通り。
・肝付町内で生産されているもの。
・店舗で買えるもの。
・当日入手できたもの。
・店舗名を伏せた状態で、甘さやねっとり度など1~5の数値で分析する。
当初は町内の6店舗を予定していましたが、休業や売り切れにより、3店舗(福原菓子店、ひまわり工房、田代製菓)のみの分析となってしまいました。
しかしながら、一口サイズに切ったとはいえ、もっちり食べごたえのある団子を、分析のために2回、3回と食べることになったため、3店舗でよかったのかもしれません。
また、店舗ごとに味の違いが予想以上にあったことも、驚きでした。
なお、その他の店舗については、随時、データを追加する予定です。
(第2回のレポートはこちら)
分析結果(平均値)(2018年4月20日)
※詳細な数値は下部にあります。
その1.福原菓子店
※電話・FAX注文での発送可(コレクト)。
その2.ひまわり工房
※発送可。ただし、ある程度のまとめ買い(けせん団子のみなら10パック程度~)が必要。
(感想など)
・さっぱりしてて万人受けしそう
・マットな感じ
・後味すっきり
・あずき感!!
・塩気あり
・住所 肝付町前田191-2
・TEL 0994-65-0459
・営業時間 8:00~18:00
・定休日 日曜日
その3.田代製菓
※卸売のみ。アイショップ内之浦銀河店で購入可能。確実に入手するには要予約。
(感想など)
・マット過ぎず
・あっさり系?
・ほんのり甘い上品な味
・もっちりしている
・もっちりしてるのに歯にくっつかない
分析表
各項目1(弱)~5(強)段階で評価しています。
各自の好みは?
・柴犬大好き…C・判断ポイント:香りと懐かしい味
・ロックダウンコイケ…B・判断ポイント:あっさり加減
・ひろりん…A・判断ポイント:けせんの香り
・まめーる…B・判断ポイント:あずき感
・ちび太…A・判断ポイント:もちもち感
・ほたるん…A・判断ポイント:甘めが好み
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