【きもつき情報局】肝付の自然を気軽に楽しむ! 清純の滝

肝付町には滝がいくつもあります。
 
そのなかで、一番有名なのは、いったんもめんが出没するという(伝承がある)、波見の「轟(とどろ)の滝」でしょう。
 
すぐ近くまで車で行けますし(ただし道路は狭いので要注意)、夏場は水遊びを楽しむ人達でにぎわっています。
 
ほかにも岸良地区の海岸線、国道448号沿いにある「高田の滝」や川上地区の遊歩道から見ることのできる「片野の滝」「岩屋の滝」といった比較的アクセスのしやすい滝もあれば、山の中にあって案内人なしには行けない滝などもあります。
 

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(左:にぎわう轟の滝、右上:雨で増水中の高田の滝、右下:遊歩道を歩いて約5分の片野の滝)
 
そうした滝のなかで、もう少し有名になってもいいのではないかと思われるのが、「清純の滝」です。
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(水量やや多めのときの清純の滝)
 
この滝があるのは、高山地区と岸良地区の間、甫与志岳の二股登山口のすぐ近く。観光協会がほぼ毎年開催している登山ツアーの行程にも組み込まれています。
 
滝自体は山のなかにありますが、道のりのほとんどが高低差のゆるやかな歩きやすい林道で、特別な装備は必要ありません。
 
川のせせらぎや鳥のさえずりが聞こえる林道をのんびり40分ほど歩くと、滝まで続く山道の入り口に到着します。そこから5分ほど山道を歩けば、滝に到着です。
 
県道からの距離は約2.5km、片道約45分。散歩感覚で手軽にちょっとした「山歩き」を楽しめます。体力に自信がないという方でも安心ですので、ぜひ訪れてみてください。
 
 
【行程①:まずは「入り口」へ 所要時間:肝付町役場周辺から車で約20分】
 
林道入口の目印は県道542号沿いにある「二股川キャンプ場」。期間限定でオープンするキャンプ場の出入り口付近には駐車可能なスペースがあり、キャンプ場の向かい側に「甫与志林道」入り口があります。残念ながら公共交通機関は利用できませんので、自家用車等をご利用ください。
 
「甫与志登山入り口・清純の滝入り口」と「甫与志林道」の標識が県道沿いに立ち、すぐ近くには鳥居もあります(大山神社の鳥居で、階段をのぼるともうひとつ鳥居があります)。林道は残念ながら一般車両は通れません。
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(左上:キャンプ場入り口、右上:林道入り口、左下:林道脇の鳥居、右下:車両は通行不可の林道)
 
 
【行程②:高低差のゆるやかな林道を約40分】
 
林道のすぐ近くには甫与志川が流れていて、ほとんどの区間でせせらぎの音がずっと聞こえています。
 
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(林道沿いを流れる甫与志川。川岸におりられるところもあります)
 
一部、石がゴロゴロしていて歩きにくい区間もありますが、ほとんどの道のりは楽に歩けます。少しだけ坂になっているところをのぼって、開けた空き地まで出たら、滝まで残りは15分足らず!
 
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(左上:木陰が多い林道、右上:岩肌についた苔が美しい場所も、
左下:一部区間、石がごろごろしております、右下:ちょっと開けた空き地が目印に)
 
 
【行程③:山道を約5分、清純の滝へ】
 
林道の進行方向右側に、看板が立っています。そこから小さな橋を渡り山道に入って、5分ほど歩くと滝に到着です。滝周辺は足場が悪いので、要注意ですが、水しぶきのかかる、すぐ近くまで行くことができます。
 
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(左:清純の滝入り口の看板、右:昔の土留め(?)が崩れているので、小さな流れを越えなくてはなりません)
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(清純の滝。岩がごろごろしているので、足元注意!
こちらの動画の終盤でも滝を撮影しておりますので、ぜひご覧ください)
 
□おすすめポイント
・ほとんどの道のりが林道で、ある程度整備されている。
・道に迷わない。
・高低差がゆるやか。
・木陰が多い(←夏場は特に重要ポイント!)。
・スニーカーにジーンズ程度の服装でOK!
・小学生以上なら子どもでも余裕! 未就学児でも5才児くらいは大丈夫かも。
 
□注意点
・滝周辺は岩が多いので足元に注意。
・途中の景色はやや単調なので飽きるかも? 川岸におりたり、草木を観察したり寄り道しましょう!
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