肝付町の内之浦宇宙空間観測所(内之浦ロケットセンター)のすぐ近くにある「宙(そら)の家」は小さなお店です。
(場所はロケットセンターの向かい側です)
(ロゴマークの制作は地元デザイナーに依頼)
駐車場の奥にある店内には、ロケット・宇宙関連グッズや宙の家オリジナルグッズなど200点を超える商品が並びます。実店舗を持たなかったり、限定販売だったりするためにほかでは入手しにくい地元ならではの商品もあります。
(宇宙関連グッズに肝付町の特産品「辺塚だいだい」を使った地元商品、ハンドメイド商品などいろいろあります)
運営しているのは、「宇宙の町 肝付町」をPRするために発足した一般社団法人きもつき宇宙協議会。
これまで観光客がロケットセンターを訪れても買い物をする場所がなかったことから、要望もあり、2019年8月に本格オープンしました(2018年8月に期間限定オープンあり)。
4カ月で約5300人が来店しており、その数はロケットセンター来場者数の約半分となかなか好調な出だしとなっています。来店者の年齢層は幅広く、6~7割くらいは県外から訪れているようです。
「もっと認知度を上げてお客さんを増やしていきたい」と話すのは、事務局スタッフで、元地域おこし協力隊の園田欣大(よしひろ)さん。
新しいオリジナル商品の開発にも挑んでいますが、なによりも「観光に訪れたみなさんに楽しんでもらいたい」と観光案内の強化を目指しています。肝付町内はもちろん周辺の情報も案内できるようにしていきたいとのことです。
(おすすめ商品のひとつオリジナルエコバッグを持つ園田さん。「HAYABUSAクリアファイルもおすすめです」とのこと)
園田さんのおすすめは、なんといっても店内で見ることのできる「ロケットの打ち上げ動画(10種)」です。これらの動画はJAXAに申請して特別に許可を得たもので、インターネットなどでは公開されていません。イプシロン2~4号機や観測ロケットの打ち上げ、運搬の様子など、ロケット好きにはたまらない動画を見ることができます。そのなかでも、いちおしは「惑星探査機はやぶさを打ち上げたM5ロケットの映像」とのこと。ロケットファンは必見です。
今回、お土産を選ぶときの参考になればと、宙の家の売れ筋ランキングを教えてもらいました(オープンからの4カ月間における販売数ですので、季節による偏りがあるようです)。
1位:ロケット最中
柑橘類の栽培の盛んな肝付町らしい、柑橘あんの入ったロケット型の最中。
おいしいのはもちろんですが、1個120円とお手頃価格で、その場でも食べることができるのが強みなのかも。(こちらでも紹介しています)
2位:宇宙グミ(ソーダ味)
3位:宇宙グミ(コーラ味)
ソーダ味が2位なのは、やはり宇宙のイメージはコーラよりもソーダだから、かもしれない!?
4位:宙の家のソフトクリーム(バニラ)
夏場の来訪者が多かったので冷たいソフトクリームが人気だったのではとのこと。ほかの味もあるけど、やはり定番が強い!?
5位:宇宙おにぎり(しゃけ)
お湯または水を注いで置いておくと勝手に三角になるおにぎり。赤飯もあるけど、シャケが人気。
6位:スペースカレー、7位:宙の家の辺塚だいだいソーダ、8位:アイス(宇宙食)、9位:エイリアンキーチェーン、10位:オリジナル缶バッジ&ステッカー
また、きもつき情報局&FMきもつきのスタッフ合わせて6名で、数ある宇宙グッズのなかから「宇宙食」をいくつか実食してみました(下記一覧表参照)。やはり好みがそれぞれあるので、ばらつきがありますが、「まずい!」というものはなかったので、安心してお土産にできそうです!
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