【きもつき情報局】伝統のつなぎ手たち集う~ナゴシドン 2018

毎年8月14日に行われている肝付町岸良の「ナゴシドン」は、砂浜で神舞を奉納する夏越祭だ。
伝統の「つなぎ手」として、神舞の舞手を町内外に募集をかけ始めて今年、2018年で3年目になる。
8月9日、町内外から集まった「つなぎ手」が顔を合わせ、翌10日から練習を始めた。
(旧岸良小学校体育館での練習の様子)
薙刀舞を担うのは、岸良で生まれ育った若者、榮倉孝行さん。
「これまで運営サポートをしてきましたが、次にきちんと伝えるためにも今回は若い自分がやってみようと思いました。神様に一生懸命取り組む姿を見てもらいたいです」
(長年舞手を務めた黒木和人さんより薙刀舞を習う榮倉さん)
巫女舞(浦安の舞)を舞うのは、これまた岸良の高校生姉妹、甲斐菜留実さんと紗也香さん。
(あいさつする菜留実さん[左]と紗也香さん)
巫女舞をしてみたいと言い出したのは妹の紗也香さん。以前にも何度かナゴシドンを見たことはあったが、あまり興味はなかったという。だが、昨年の舞を見て「きれいだった」ことと、「(自分が)踊ってもいいんだ」とわかったことから、やってみたいと手を挙げた。
姉の菜留実さんは、習っていた日本舞踊に通じるものもありそうなので、やってみようと妹の誘いに応じた。
「他の人にも興味をもってもらいたい」「自分が憧れたように、他の人にも憧れてもらえたら」と姉妹で口をそろえる。
(衣装合わせ中の紗也香さん)
十二人剣舞は、小学生4名、中学生2名、社会人1名と多様な構成だ。
弟妹とともに舞手となる後藤みのりさん(中学2年生)は今回2回目だが、転校したため東京からの参加となった。
「地域を盛り上げたいと去年参加したときに、来年も参加すると決めていました」
(真剣に取り組むみのりさん)
さらに今回は鹿児島県住みます芸人である「キカンタレ」の仮屋竹洋さんも舞手を務める。仮屋さんは肝付町観光親善大使(見習い)にも任命されている(詳しくはこちら)。
「(肝付町の)高山小、中学校でしたが、(合併前は隣町であった)ナゴシドンのことは知らなくて。調べて知っていくうちにたずさわりたいと思うようになりました。肝付町が歴史ある町であることを広めたい」
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(子どもたちと一緒に練習に励む仮屋さん)
山の神舞は昨年に引き続き、親子孫三世代で舞手を務める松永太心さん(小学5年生)。同じ町内ではあるが、山を隔てた高山地区からの参加だ。
また、舞手だけでなく運営サポーターも多様で、高校生に大学生、社会人が東京や大阪、鹿屋市や鹿児島市など町内外から集まる。なかには以前、舞手を務めた人もいる。
(舞手やサポーターらの顔合わせ)
昨年度、緑のふるさと協力隊として肝付町に赴任していた渡邉藍子さんはサポーターとして岡山県から参加。「伝統行事によそものがかかわることのできる機会はそうそうないので、参加しました」と話す。
「ナゴシドンのつなぎ手」事業を手がける地域おこし協力隊の田中綾音さんは「今年は地元の人がたくさん参加してくれるようになり、また、町外の人もお手伝いにきてくれるようになりました」と人のつながりを実感しつつ、「暑いと思いますが、熱中症に気をつけて見に来てください」と町内外へ呼びかけている。
地域に暮らす人々と「よそ」から集まった人々の協力で、つながれていく伝統の祭りはもうすぐだ(※2018年のナゴシドンの動画はこちら)。
(みんなで平田神社への参拝も)
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